水道水って安全なの?

また怖いニュースを見ちゃったんだけど。

これのことかい?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250528/k10014816891000.html (出典元:NHKニュース)

そう、これ!本当に水道水って安全なの?飲んだり料理に使ってるけど…

日本の水道水はWHO基準クリアで、塩素消毒や水質検査が徹底されてて ”ほぼ”安心だよ。

日本の水道水は世界的に見て高い安全性

日本の水道水は国際基準に沿って、塩素消毒やろ過など厳格な処理が行われており、蛇口からそのまま飲めるレベルの安全性を誇ります。WHOも日本の水道水の基準を高く評価しています。

ほぼっていうことは、問題とかもあるの?

実は水道管の老朽化が深刻なんだ。今みんなが飲んでいる水を運んでくれる水道管の多くが1960〜70年代に作られ、水道管全体の約20%が40年を超えてるんだ。最近では年間2万件以上事故が毎年起きてるんだよ。

老朽化するとどういう問題がおきるの?

よくニュースである水道管の破裂はもちろんだけど、一番怖いのは老朽化による見えない形での水質汚染なんだ。赤錆や水道管の破片、地下の有害物質が染み出して水道に混ざる危険性も指摘されてるんだ。

水道会社はちゃんと管理してくれてないの…?

問題は単純じゃないんだ。人口減で水道料金の収入が減少したりして、更新工事が追いついてないんだよ。

そういえば民営化して外国企業が来るって話も聞いたけど…?

うん、改正水道法で外資参入が進んでる。宮城ではフランス資本が入ってるケースもあるんだ 。それによる『料金高騰』や『品質低下』の不安も出てきてる。

だけど…完全無欠ではない、その背景

水道管の老朽化

  • 高度経済成長期(1960~70年代)に一斉整備された水道管の約20%が、すでに耐用年数(40年)を超えて老朽化している 。
  • 耐用年数超過水道管の割合は増加傾向で、漏水や破損による事故が年間 2万件以上も発生中 。
  • 地下の水道管が破裂すると、赤錆や泥、水質汚染リスクが高まり、断水・道路陥没・衛生リスクに直結します。

水道事業の経営難と民営化(外資参入)

  • 市町村ごとの水道事業は収入減や人手不足に直面。年間更新率は0.64%と低迷し、全管路の更新には100年以上かかる見通し 。
  • 2018年改正水道法により、外資による水道民営化(コンセッション方式)が可能に。
  • 宮城県などではフランス企業が参加するケースもあり、料金の高騰・水質悪化・災害対応の弱体化への懸念が強まっています 。
  • 海外では、水質低下やサービス悪化が顕著となり、イギリスなどでは再度公営化の動きが起きています。

でも、規制はあるんだよね?

今はまだ水道の多くを自治体が管理していて安心できる部分はあるけど、今後は個人でしっかり防衛していく必要がある時代になってるんだ。自分の家の水質検査や浄水器の導入、政治の力も必要だね。

なるほど。自分でできることもあるんだね。

そう。水を飲むとき、水が安全であると当たり前に思うんじゃなくて、安心できる選択を自分で取り入れることが大切なんだ。これから水に向き合うこと自体が重要だよ。

それでも「なぜ安全と言えるのか?」
  • 厚生労働省や自治体、上下水道事業体によって定期的に水質検査が行われ、基準をクリアできない場合は即時改善措置が取られます。
  • 地震や災害対策や、管路の耐震化対策も徐々に進行中です 。
  • 市民としてできる対応は、浄水器の設置定期的な点検・メンテナンスの促進など。特に家全体を守るPOE型浄水器の導入が増えています。
まとめ

日本の水道水は技術的には非常に安全ですが、水道管老朽化や外資参入リスクが見逃せません。安心して飲むためには、「検査結果の確認」「浄水器の導入」「地域の議論への参加」など、自ら防衛策を講じることが大切です。


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